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船舶不稼働損失保険

2020/04/17 11:26:05  センムのつぶやき
海上運送の世界は、船そのものが非常に高額(数億円)であるばかりか、大量輸送機関であるが故、一度に運ぶ積荷の価格も数千万円~数億円という値段の物資を輸送しています。

それだけに一航海あたりの輸送費も高額で、何らかの理由で船が不稼働となると、その損失額も甚大です。

そのため、海上保険には、主に第三者に対する賠償責任を担保する「船主責任保険(いわゆるPI保険)のほか、船舶自体の危険や損害を補償する「普通保険」あるいは、「戦争保険」や「航海保険」など様々な種類の保険があり、それぞれ船主さんが必要に応じて加入しておられます。


確認をお勧めします!!

なかでもいま注目されているのが、感染症や伝染病が発生したことによる船舶の運航抑止を担保する「オフハイヤー総合保険」(損保会社によって名称はいろいろ)です。

これは「船舶不稼働損失保険」で担保されない事象が発生した場合、例えば海賊・強盗やテロ、ストライキやロックアウト、禁制品の発覚などなど、平時ではあまり想定していない特殊事情が発生した時に補償される性格の保険のようですが、昨今の「新型コロナウイルス蔓延」により万一、内航船員に感染者が発生したおり、役立つ制度なのかもわかりません。(実は私も詳しくないので自信をもって言っているわけではありません)

幸い、本日現在では内航船員の感染者は報告されていませんが、側聞するところ、港湾運送事業の社員さんに感染者が発生したとの情報もあり、十分に気を付けなければなりませんが、万一を想定し、保険会社のご担当に問い合わせておくなり、各社さんの保険契約の内容、適用の内容、約款の確認をされておいたほうが良いのではないかと思います。


内航業界から感染者が出ませんように・・・・

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