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春一番!

2021/02/04 16:35:59  船のあれこれ

春一番と言えばキャンディーズ!

"雪~が解けて、川~になあって流れてゆきます♪つくーしの子が恥ずかしそうに顔を出します♪"
"もうすぐはーるですねぇ、恋をしてみませんか♪"

「春一番」というキーワードで、このキャンディーズの曲が脳内に流れたあなた。だいたい年齢が判ります。(よっ!ご同輩)


関東地方では観測史上最速で「春一番」が吹いたようですが・・・・。

ではそもそも「春一番」って考えた事あります?

気象台によって判定基準が様々あるようですが、中国地方では2月10日から20日に観測されることが多く、

①立春から春分までの間に、②日本海を進む低気圧に向かって、③南側の高気圧から平均風速8m/s以上の風が吹き込み、④前日に比べて気温が上昇すること、だそうです。

しかし、もともと「春一番」は船乗りにとっては忌み嫌う言葉

諸説あるようですが、「春一番」は江戸末期、旧暦2月13日(現在の3月中旬)、長崎県壱岐島沖で、壱岐の漁船7艘が強い風にあおられて転覆し、漁師53人が犠牲になったことに由来し、以来、漁師らがこの強い南風を「春一」「春一番」と呼んで警戒するようになったとするのが一般的なようです。

現在のような使い方をされ始めたのは、概ね60年程度前「朝日新聞」が使い始めたことにより、定着したとのことです。

もちろん、現在では船の堪航性(たんこうせい:舶がその航行予定海域で予想される通常の危険にたえ、安全に航行できる能力のこと)や航海技術など、当時とは較べるべくもありませんが、安全確保に上限はありません。ご安全に!!

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