船員労働ハンドブックが発行されました
是非とも一人一冊!
先般「海事産業強化法」が可決・成立しその一環で「船員法」も改正されました。
陸上産業で働く人はその最低基準が「労働基準法」で決められますが、船員さんは出港すれば陸上と離れ、住む場所と働く場所が同じ、しかも、船は昼夜を問わず走り続けるという特殊性から「労働基準法」ではなく「船員法」やその他の関係法令によって規制されています。
やるじゃん!国交省海事局!
法律が変わると、国の機関は色々な方法を使って広報につとめます。ま、当たり前っちゃ当たり前です。
ただ、今回の船員法改正の告知・広報に関しては、従来よりかなり力を注いで頂いていると感じています。(もともと「中の人」だった私がそう感じます)
特に今回リリースされた「船員労働ハンドブック」は、今回の法改正の内容だけでなく、「イロハのイ」からかなり噛み砕いて書いてあり、船員法の基礎知識がなくても、大まかなことが理解できるものとなっているように感じます。
ぶっちゃけ、「船員法」って難解なんですが
一般的に、「簡単な事を難しく」するより「難しいことを簡単に」するのは大変骨が折れる作業ですが、このハンドブックは基本的なエッセンス部分はほぼ網羅されていて、私としては船主さん、船員さん、もっと言えばオペさんも荷主さんもしっかり読み込んでいただければ、より理解が進むんではないかと思います。
役所が作るととかく「あれもこれも」と詰め込みがちになりますが、このハンドブックはよくできていると思います。お勧めです。
ダウンロードできるようにしておきましたので、ご一読下さい。
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