ツナガル!タスカル!タスケブネ!
困ったときの「タスケブネ」
昨今は、小型船を主に建造する小規模造船所も人手不足・人材不足が課題となっています。
もちろん、新造船を行う造船所もさることながら、修繕専門の造船所も深刻な状況です。
造船所は古くから瀬戸内地方に集積しており、他の産業とともに「海事クラスター」(最近「クラスター」という言葉の印象が悪い(^^;))を形成していますが、いったんそうでない地域に出たときに発生したトラブルは、陸上支援が十分に得られない状況がありました。
今般、内航船主と修理業者を効率的につなぐマッチングアプリ
「タスケブネ」が開発され、7月1日よりリリースされました。
このサービスは、LINE WORKS を活用し、デジタル技術等の新技術の内航船への導入を促進するものとして、海上運送法に基づき、国土交通省により、「先進船舶導入等計画」の認定を受けています。
船舶修繕技術者リソースが偏在しているなか、「内航船を止めない」サービスの提供は、内航船の輸送品質向上に大きな貢献をするものとして期待されます。
ちなみにこの「タスケブネ」
有限会社エヴァライン、三洋汽船株式会社、株式会社SKウインチなどの若手経営者が共同で設立した「株式会社タスケブネ」が開発したものですが、わが中海連青年部の渡邉副委員長(有限会社エヴァライン)も中心的にかかわって仕上げたものです。
未来の内航海運業界のために、ますますブラッシュアップしていくことを期待しています。