フォトコンテスト応募作のご紹介 Vol2
2021/08/05 行事・イベント
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黎明に向かう
フォトコン応募作品ご紹介シリーズVOL2は、北九州市から応募いただいた里見修三様の作品「黎明に向かう」です。
この作品は関門海峡から小野田方面を望み、上る朝日を印象的に捉えています。
また、こうした作品はとかく類型的になりがちですが、太陽とLPG運搬船の位置関係はもとより、平安時代末期の「源平合戦」の際に源軍勢の拠点となった「満珠島」(現在は下関市忌宮神社の境内地)を置いて、水平線には太陽光の反射する絶妙の時間帯を捉えています。
LPGガスなどをはじめ、様々な生活物資を輸送する内航船は、国内物流の実に44%を担う極めて重要な基幹的輸送インフラなのですが、あまり人目につかない海上をフィールドにしていることから、トラックや鉄道と較べて認知度が浅く、これが課題となっていますが、それでも静かに力強く、国民生活を支えています。
本船も海上交通の要衝である関門海峡を航過し、これから瀬戸内海に進みます。