山口県内航海運組合 地元中学生と体験航海!
2021/11/19 15:11:29 船員ドリーム
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山口県内航海運組合では、中国運輸局と協働して、地元の中学生約40名を対象とした「体験クルーズ」を実施しました。
これは、将来の職業選択の一つに「内航船員」を加えてもらおうとする取り組みで、いつもは周南市(徳山港)と沖合の島を結ぶ、小型フェリーを借上げ、海上から見えるコンビナート群や、これを海上物流で支える徳山港ならではの多種多様な内航船を間近に見学し、内航海運と私たちの暮らしのかかわりを学びました。
先ずは座学から
講師には山口県内航海運組合の重枝理事長が登壇し、新幹線などのような大きな荷物、鉄鋼のような重い荷物など、トラック輸送に不向きなものを低コストで安全に輸送する海上輸送は、国民生活になくてはならない輸送手段であることを説明しました。
ちなみに、山口県では日立製作所が新幹線を作っており、しかも徳山港のすぐそばには新幹線駅があるため、リアルに感じることができたようです。
座学の後はお待ちかねの体験乗船
このたびの体験乗船は、中山間地の中学生を中心に招いていることもあり、普段なかなか触れることのない「船」や「潮風」に心を躍らせていました。しかも昨今のコロナ禍のなか、生徒たちにとっても久々の課外体験、嬉しくない訳がありません。
ブリッジでは、乗組員から各種航海計器の説明をうけるなど、興味津々で聞き入り、事後のアンケートでは「船長をめざす」とのコメントがあるなど、有意義な一日となりました。
ちなみに徳山下松港は来年開港100周年を迎え、様々な記念事業が計画されているようです。
国際拠点港であり、国際バルク戦略港湾の指定を受ける国内有数の港であり、地元から海をめざす沢山の若者が巣立って欲しいと思います。