元海上自衛官WELCOME♪
2020/05/27 16:08:20 船員ドリーム
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中海連では、自衛隊援護協会と連携して、年に3回程度「中級管理者研修」でセミナーを実施しています。
これは、内航船員の過半数が50歳以上で、大量退職期を目前に控えている一方、少子高齢化は着実に、そして容赦なく進行している中、比較的若くして定年を迎える海上自衛隊の方々に、再就職先として内航船員を選択していただこうと、長年取り組みを続けているものです。
海上自衛官は、階級によって定年がまちまちですが、それでも陸上産業の一般的な年齢(60歳)よりも早く、2佐、3佐クラスで55歳、1尉~1曹クラスで54歳、それ以下だと53歳となります。
しかも任期付き自衛官(海士)などの場合はほとんどが20代で自衛隊を後にします。
若年で退職する方はともかく、50代半ばでの定年退職しても、まだまだ働き盛り。
是非とも再就職には内航海運の世界に来ませんか?と、毎回講師派遣して、プレゼンしています。
担当は中海連きってのブレインである日浦理事
これまでも何度か日浦理事のプレゼンを聞く機会があったのですが、日浦理事が経営する会社でも自衛官OBを採用されていることもあって、その内容には説得力があります。
しかも、内航船員という職業の辛い面?なども赤裸々にお話されるので、その内容には飾りがありません。
これまでもたくさんの元自衛官の方が内航の世界に来ていただいていますが、船に親和性が高く、再就職のため引っ越す必要もなく、収入も陸上産業のそれと比べて高い内航船に是非たくさんの人材が来ていただくことをこれからも取り組みたいと思っています。
こぼれ話・・そりゃあ「無茶ぶり」
日浦理事と広島港から船に乗って江田島に向かったのですが、船内で日浦理事が突然・・・
「専務も少し話して下さいよ」と・・・・(@_@。
日浦理事のお話のあと、ほんの少しだけ・・
「コロナ禍のなかでもエッセンシャルワーカー(なくてはならない職業)である内航船は動き続けている。日本人のため、日本企業のため、これからも日本のために働く内航船はプライドを持って働ける、素晴らしい仕事です!」と、なんともはや、訳のわからないお話をさせていただきました。
様々なイベントが軒並み中止・延期となるなかで、久しぶりに外に出ることのできた仕事で、少し嬉しかった一日でした。
児童養護施設などに子供向けマスクを寄贈しました
2020/05/22 13:53:44 行事・イベント
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中海連(中国地区内航船員対策協議会)では、これまで将来の内航船員確保対策の一環として、児童養護施設や母子生活支援施設の方々とご縁を温めてきました。
このたびの新型コロナウイルス蔓延で、こうした施設の子どもたちも「マスク不足」が深刻化しているとのお話もあり、社会貢献活動の意味合いも含め、児童養護施設の子供たち向け、母子生活視線施設の子供たち向けに、合計4,300枚寄贈しました。
母子生活支援施設へは、岡本会長が直接持参し、意見交換するなどして、施設からは大変喜ばれました。
また、児童養護施設協議会の事務局がある広島県社会福祉協議会へは専務理事が持参し、德光総務部長にお渡ししました。
その後続々と!
マスクをお持ちした時にももちろん大変心のこもったお礼の言葉をたくさんいただいたのですが、数日たったころ、事務所にたくさんのお礼状が続々と舞い込むようになりました。
ワープロ文字できっちりお礼の言葉が並べられているものや、達筆な筆文字でのお便り、「感謝状」形式のものもいただきました。
何より感激したのは・・
子供たちからのお礼のお手紙です。
「クレヨンしんちゃん」の塗り絵にたどたどしい文字で一生懸命書いてくれたんだなと思う言葉の数々、「寄せ書き形式」の感謝の一枚は、施設でラミネート加工して下さったものもありました。
こうした子どもたちが、環境をものともせず、健やかにすくすくとたくましく育ってくれることを願わずにはおられません。
そして・・・将来内航船員に・・・なってくれたら・・・・(笑)
子供たちのお礼状を掲載しておきますのでご覧ください。(名前の部分はモザイク処理しています)
アルコール手指消毒ジェル
2020/05/19 16:02:59 事務局員のつぶやき
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ブログデビュー♪
センムにそそのかされて、初めてブログを書きました。事務局員Yです(笑)
これから時々登場しますので、よろしくお願いします。
当事務所に置いてあるジェル、ワンプッシュで大量噴射。
全身に使えるんじゃないかと思うほど出てきます(>_<)
ベトベト感半端ない!
アルコール手指消毒スプレーはなかなか買う事が出来ずにいましたが、センムが自宅から化粧用のスプレーに入れてアルコール消毒液を持って来てくださったので、当事務所にはジェルとスプレーが並んで置いてあります。
手指消毒はダブル対応しております!!
同じ「コロナ」でも・・・
2020/05/18 14:53:39 船のあれこれ
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特定地域を除いて、39県については緊急事態宣言が解除されて、ある程度の日常がもどりつつあるようです。
とはいえ、まだ、県をまたぐ外出は自粛要請が出ていますし、あまりはしゃいでいるわけにもいきません。
ゆっくりと日常を取り戻し、共存していかなければならないようです。
昨今「コロナ」というワードはダーティーなイメージですが・・
実は、「コロナ」という文字、我々海運業界に無縁ではありません。
ご存じも方も多いと思いますが、かつてTOYOTAに「コロナ」というブランドシリーズの乗用車がありました。
いまでこそ日本は自動車輸出大国で、世界を席巻していますが、1960年代後半から1970年初頭にかけて、日本が自動車輸出に進出し始めたころ、現在のようなスタイルの自動車運搬船は存在せず、在来船スタイルの貨物船に、クレーンを使って、一台一台積み込むスタイルだったのです。
当然のことながら大変非効率で、1時間あたり15台程度だったといわれています。(ちなみに現在は1時間当たり100台以上)
輸出車両数の増大とともに考え出されたのが「RORO船」(RollOn RollOff)といわれるタイプの荷役形式の船。(直訳すると転がり込んで転がり出る)要するに車が自走して積み込み積み出しをするタイプの貨物船という事です。
統一基準がいるよね・・
とはいえ、自動車輸出だけの専用船を作ってしまうと、行きはともかく、帰りに空船で帰らなければならないことから、当時は貨物も混載できるタイプが主流で、日本初のRORO船といわれる「追浜丸」や「第19とよた丸」もこのタイプでした。
その後日本の自動車産業が爆発的に進展すると、混載型の船で非効率な輸送するより、仮に帰りが空船でもさっさと車を下ろして、次の積荷をするため日本に帰るほうが効率的と考えられるようになり、そのために、現在のタイプの自動車専用船(PCC:Pure Car Career)=直訳すれば純粋自動車運搬船が建造されるようになったといわれています。
もちろん現在では、三国間輸送に従事するなど、できるだけ効率的なオペレーションを実施して輸送するようにしています。
で、「コロナ」と船の関係は
一言で自動車と言っても、その大きさはまちまちで、いったい何台積めるのかといった統一的な大きさの基準がありませんでした。
「追浜丸」は主に日産の車を輸送していたため、「ダットサンブルーバード換算〇〇台」という基準を使い、「とよた丸」は「コロナ換算で〇〇台」という基準を使用していました。
しかし、これではユーザー側に分かりにくいこともあり。1966年式コロナ(RT43)の大きさである長さ4.125m、巾1.55mの自動車を標準としてこのサイズの自動車を詰める台数を表ことになりました。
船の世界では様々な指標がありますが、PCC(自動車運搬船)を見かけたら「〇〇RT」あるいは「〇〇RT43」という単位を思い出してみてください。
本日は晴天なり♪
2020/05/12 13:15:20 船のあれこれ
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このところ急に暖かい日々が続いていますね。まさに「本日は晴天なり」です。
コロナさえなければ本当にすがすがしい季節を満喫して、趣味のツーリングに出かけるところなのですが、なかなかそうもいきません。
わが中海連の事務局も、可能な限り交代勤務を実施し、窓は開け放し、アルコールジェルて手指の消毒するなど、できるだけの予防に努めています。
14日には新たな判断が出るのではないかと言う観測もありますが、いずれにせよ、一気呵成に解除さるるとは思えないので、今後はいかにコロナと付き合っていくのか・・ってことなんでしょうね。
この「本日は晴天なり」ですが
実はこの言葉、なんと総務省令「無線局運用規則第39条及び第14条第1項」で決まっているってご存じですか?
晴れでも雨でも曇りでも、試験電波を発射するときには「本日は晴天なり」っていう言葉でテストするように定められています。本日の天候は関係ありません。
じゃあ、なぜ「本日は晴天なり」なのかというと、もともと、英語圏でテストのため用いられていた言葉が「It is fine today」であり、この言葉には、音素が一通り出てくるため用いられていたとのことで、その直訳からこの言葉が使用されているらしいです。
ただし、日本語のものにはその機能はありません。
かなり前、アマチュア無線技士の免許取るために無線局運用規則を読み込んでいましたが、すっかり忘れています(笑)
コロナ禍が収まり、早く世の中が「本日は晴天なり」と言えるように、今は一緒に頑張りましょう!