「船体解剖図」-新刊書のご紹介-
2021/09/30 10:06:00 お知らせ
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このたび「船体解剖図」という新刊書が上梓されましたのでご紹介します。
作者の中村辰美さんというお名前は知らなくても、画像のようなタッチのイラストをご覧になったことがあるのではないでしょうか。
サラリーマン時代には、会社が副業禁止であったことから「PUNIPcruises」(プニップクルーズ)という名前で水面下での「覆面作家」(@_@)として作家活動をしていたとのことですが、先般無事に?定年退職され、いよいよ専業で作家活動に入られました。
先日広島に取材に来られましたので、及ばずながらアテンドさせていただきました。
10月5日に発売されますので、興味のある方はご覧いただければと思います。
ちなみに、「働くフネ」のカテゴリには広島県内航海運組合所属「大峰山丸」のイラストと、先日作成したYouTube動画でもご協力いただいた「大吟醸船長」の話題が掲載されています。
気楽に読める「船入門書」としても活用できる内容となっています。ご覧ください。(←私は決して回し者ではありません(笑))
【新型コロナ関連】船員に対する配慮を実施していただける自治体リストです
2021/09/24 11:13:29 お知らせ
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国交省と厚労省が、自治体に対して「船員に対する接種の配慮」を要請する文書を発出していただき、運輸局も関係自治体に働きかけをしていただいています。
こうした要請に対して、各自治体から要請を承諾した旨の反応が寄せられており、国交省では逐次リストを更新していただいています。
本日現在で入手しているリストを下記からダウンロードできるようにしましたので参考になさって下さい。
情報更新!9月29日現在のリストです
自治体リストが更新されましたので、必要に応じてダウンロードしてください。
なお、これらのデータは手元に届いたものをお知らせしていますが、掲載以外の自治体にあっても直接問い合わせることによって対応いただける場合があると思います。
一応、データのアップデートはここまでとさせていただきます。(中海連会員様にはメールにてお知らせすることとします)
海洋共育センター総会と連絡協議会
2021/09/22 15:59:28 会議
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昨日、
(一社)海洋共育センターの今年度総会と連絡協議会が高松市で7開催されました。コロナ禍のなか、数か月遅れでの開催となり、しかも、リアル参加とリモート参加を併用する「ハイブリッド方式」?での開催となりました。
そんなこんなで、会員数は約300社あるんですが、リアル参加は約30名弱と、例年に比べると少しこじんまりとした感じではありますが、それはさておき、無事に総会が終わりました。
中海連も会員に名を連ねておりますので、岡本会長ともどもリアル出席してきました。
ちなみに、
(一社)海洋共育センターさん、先般ホームページを一新され、従前にも増して訴求力が高まっていますので、覗いてみてください。
この後は連絡協議会です
一般的な各種団体の総会は、年度総会で活動方針や財政が決まったらそこで終了するのですが、(一社)海洋共育センターの場合は総会後に「連絡協議会」を開催して、総会の報告と、意見交換を行います。
座長には、元国土交通省海事局長で日本海事協会(NK)の元会長の冨土原さんが勤められます。また、その他のそうそうたるお歴々が居並ぶなかでの意見交換となりますが、内航海運業を取り巻く激変期に多くの意見が交わされました。
昨年度は104名の内航船員を輩出し、今年度は173名の養成を計画しているセンターは小型船の船員確保対策の生命線ともいえる事業を担っていただいており、今後とも組織・内容を強化していく必要があります。
【新型コロナ関連】国交省が文書出してくれました!!
2021/09/10 13:33:34 日常業務
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ありがとう、国交省・厚労省!
前回のつぶやきで、「なんとかならんのか!」と愚痴っていたところ、同じタイミングで国土交通省海事局が厚生労働省保険局と連名で「船員への新型コロナウイルス感染症のワクチン接種への対応について」という文書を全国の自治体衛星主管部局に発出してくれました!!!(大拍手!!!)
やっと公的に内航船員のワクチン接種に日があたりました!!
内航船主さん、船員さんは、この文書を最大限活用して早急な接種に努めて下さい!
で、具体的にどうすればいいかというと
船員さんについては、寄港地等(港湾所在市町村やその近隣市町村)の住所地外での新型コロナウイルス感染症のワクチンの接種が全国的に可能となりましたので、市町村への住所地外接種届の事前提出も省略できることになりました。
これにより、接種会場の予約枠に空きがあれば、住所地外の船員の方からのワクチン接種の予約を受け付けることが制度上、認められましたので、先ずは運航スケジュール上、都合のつきそうな寄港地での自治体に連絡を取って進めて下さい。
具体的には↓の「海運事業者や船員は具体的にはどうすれば」という文書を参照してください。
国交省海事局が大手荷主団体にも要請文書を出してくれました
国交省ありがとう(笑)
やはり国の後押しを頂けると心強く感じます!
願わくばもう少し早く・・・・・(ゲホゲホ・・・)
荷主さん、オペレーターさん、実際に感染者が生じて止まった船もあります。
ワクチン接種は船員さんのためだけではなく、日本の物流のため、国内経済のためでもあります。是非とも絶大なるご理解とご支援をよろしくお願いします!!
ちなみに
中国運輸局海事振興部でも、管内の主要自治体に対して「船員に対する円滑なワクチン接種」に関して働きかけを行っていただいたそうです。
具体的にワクチン接種に関して、自治体の動きが鈍いときは管轄する運輸局にご相談されるのも有効かと思います。
なんとかならんのか?
2021/09/06 11:33:47 センムのつぶやき
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特に750トン未満の小型船の場合には
そもそも昨今の船員不足が顕著ななか、予備船員(休暇要員)が十分確保できていないこともあって、休暇サイクルもやっとまわせているところが大半です。
一般的には2か月乗船、3週間休暇や3か月乗船、1か月休暇というサイクルが多いのですが、ただでさえ一般的に予約が困難なワクチン接種が、下船後すぐに予約できる環境ではなく、仮に1回目接種ができたとしても、2回目接種は乗船中のタイミングとなることが多く、乗組員のやりくりができないことから(それを理解している船員も)接種をためらうことが多いと聞いています。
まして、自治体接種は原則として同じ会場で自動的に3週後の同じ時間に接種を指示されるため、事実上不可能です。船員さんのご自宅は全国に散らばっており、「たまたま自宅近くで仮バース」なんてことは奇跡に近いのです。
※仮バース・・・荷役予定がなく、船を接岸するなどして取得する陸上休日
こうした状況から、1回目接種者もまだまだ少なく、2回目完了者はほんの数えるほどにとどまっているようです。
もっとも、ワクチンの供給自体がかなり滞っているようで、「撃てー!」という号令は聞こえてきますが「隊長!弾がありません!」という状況のようです。
打開策としては、例えば国内の主要な港にいくつかの拠点を設定して、仮バースの日にまとまって船員を接種会場に連れていける環境があれば一気に進むように思うんですが、どうなんでしょうかね。
あるいは、事前予約することによって、ドクター等が訪船接種していただけると素晴らしいんですけど。
いずれにせよ、オーナーの単独努力ではどうにかなるものではなくって、オペレーターさんや荷主さんの「愛」も重要だと思うんですけどね。(とまあ、今回はセンムの愚痴でした)